漢方先生のちょっといい話

謎のホタルおいさん

夏が来る前、この季節になると気になる人がいる。家の近くに、自転車立ち漕ぎでも無理な坂、通称「地獄坂」がある。その坂の脇には底なし沼があるといわれる森がある。大型ゴミみたいなのは落ちてるわ、暗いわ、野犬は住み着くわで、横を歩くだけでゾクゾクする。夜は極力避けて通りたい道だ。その森は私の中で長年気味の悪い存在だった。何年か前から、その気味の悪い森をワクワクする森に変えてくれた男、それが謎のホタルおいさ...