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一時という時を感じて(超過去日記)。

漢方先生

漢方先生

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明日東京でライブだよー!

遅い時間だけど投げ銭てヤバすぎだよ!

漢方先生、超能力たこ焼きを食べてライブに挑むから、変なパワーも出てると思うよ!

そう言えば、超前の日記になるけど、東京に行ったときに、とても面白い寄り道をした。
次の目的地に着くまでにまた見つけてしまった気になる看板!

「なんこれ?!」と私が言えば
「行ってみよう!」とまゆちゃんが言う。


私たちはそうやって横道にそれてばかりで、目的地に
なかなか到着しないがそれが楽しい。

看板をたどって辿りついた場所は、とても古いお屋敷のような所。

横溝正史風のかっこいい屋敷。


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その中に小さな公民館みたいな部屋があった。
スリッパをはいて中にはいると、


おおおおお、かっこいい!
大名時計がずらーっと!


写真を撮っていいかと聞くと、残念ながら中は撮影禁止。


がっくりしていると、受付のおばちゃんと話していたおじちゃんが、


「そういったものはカメラではなく、心に焼き付けて帰ってください。」

とにこやかに言った。おおーーーっとどよめく私達。

おじちゃんは続けて、

「一時(いっとき)って言葉をしっているかい?一時ってよく昔の小説にもでてくるけど、どのくらいと思う?」

うーん?見当もつかない。

「実は一時は昔の時間で二時間の事。昔は時間を一時、二時と数えていたんだ。そうやって時というのを考えると、本を読んだときに面白いよ。ではごゆっくり。」


と去っていった。受付のおばちゃんに聞くと、さっきに人は博物館ではなくただの常連さんらしいw。
しかし、このおじさんにがっつり心をつかまれた私達。

大名時計の解説を食い入るように見た。

昔の人は60分ではなく、時を一時
、二時と数えていた。

Wikipediaより

現在一般の時計が1日を24等分した定時法を原則としているのに対し、和時計は季節によって変化する昼と夜をそれぞれ6等分した不定時法を前提として製作されている。つまり昼の一刻と夜の一刻は、季節によって長さが反比例することになる。この場合「日の出」と「日の入り」が基準ではなく、日の出前の白々と夜が明ける「薄明」と、日が暮れて人の顔がよくわからなくなる「誰そ彼」(たそがれ)が基準だった。

そして日の出前に星が見えなくなる時刻を「明け六ツ(あけむつ)」と言い、日が暮れて星が見える時刻を「暮れ六ツ(くれむつ)」と言った。

ロマンチックだなー。

ちなみに
おやつの「やつ」は、午後二時から四時までをさす江戸時代の言葉「八つ」である。 江戸時代中期頃までは一日二食だったため、「八つ刻(やつどき)に小昼(こびる)」といって間食をしたことから、この時間の間食を意味するようになり、やがて他の時間でも、間食は「おやつ」と呼ばれるようになった。


との事。おもしろいねー。




そして大名時計をまじまじと見ると、上にベルのようなものがついている。写真は他からお借りしよう。

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そういえばこのベルなんだろう。
館内にはひとっこ一人いないので、受付のおばちゃんも
ノリノリで解説してくれる。

このベルは目覚ましですー


え”!!目覚まし!!
大名時計といえば江戸時代とかやなかったっけ?
そんな時代に目覚ましがあったんだ!感動。

目覚ましベルの下には十字にクロスしたものがあり、
分銅みたいなものがついている。

「これは??」

「昼と夜と微妙に時間が違うでしょ?上の段はそれを自動で調節し、下の段は夏と冬とでやはり時間が違うので、分銅を動かして
あわせます。」


「!!!サマータイム!!!」

もう私が桂三枝なら椅子から転げ落ちるぐらい
びっくりした。

そのほかにも蚊取り線香のように火が燃えながら時刻を
数える時計や、印籠の中の時計、腕時計なんかもあって、
もしかしたら黄門様の印籠も時計がはいっていたのかもと
思うと、ロマンがあるー。

めちゃくちゃ面白いところだったので、興味がある人は是非!

さて今回はどんな面白い場所に行こうかなー。

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Posted by漢方先生